日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、庚申塔を中心に史跡を巡っています。主な行動範囲は九州北部。Nikon D750を使って史跡の魅力を写真でおさめられたら…と試行錯誤しています。

両合棚田の朝景色 大分県院内町小平

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場所:大分県宇佐市院内町小平

座標値:33.36591,131.31264

 

大分県宇佐市の院内(いんない)という地区に、両合棚田(りょうあいたなだ)があります。小川を挟んで、その両側に棚田がつくられているのが、両合棚田の名前の由来のようです。

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今朝、その両合棚田に訪れてみると、たくさんの彼岸花が咲いていました。早朝だと稲は朝露に濡れていました。その朝露に朝日が照りだすと、清々しい感じが出てきました。


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ここの稲はまだ少し青く、稲刈りは少し先になるような印象です。f:id:regenerationderhydra:20180917080318j:image

両合棚田では、稲の実りは大分県の他地域と比較して少し遅いようですが、彼岸花の開花は早いようで、見頃のちょっと手前…という感じでした。
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両合棚田の朝の景色は、朝日の照り具合で刻々と変わっていきました。


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願いをかなえてくれる滝 大分県九重町

天狗の滝がある九酔渓(きゅうすいけい)は、紅葉の時期はものすごい数の人でにぎわいます。でもまだ紅葉も始まっていない、早朝は、人はまばらです。ゆっくり滝を楽しむことができます。
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場所:大分県玖珠郡九重町田野

座標値:33.175533,131.21617

 

その昔、身の丈6mの天狗がこの辺り一帯を荒らしておりました。

 

弘法大師が通りかかり、この滝に天狗を、閉じ込めてしまいました。人々の喜ぶことをすれば元の姿に戻すという、弘法大師の言いつけ通り、岩から出してほしい一心で、天狗は今も人々の願いを叶え続けています。

 

この辺りの村では、いつの頃からか天狗様と、大事にされるようになりました(参照:案内板)

国東出身の男性がひとりで彫った寒田磨崖仏 福岡県築上町寒田

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座標値:33.541996,130.98264

場所:福岡県築上郡築上町寒田

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この磨崖仏は大分県の国東出身の河野準一郎氏が1人で掘ったものだといいます(参照)。

 

 

個人で造った磨崖仏のためか、案内看板等は見当たらず、Google Mapの案内に従って探すしかありませんでした。


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磨崖仏へと続く山道両側に赤いのぼりがあったので、「このあたりかな」という`めぼし`をつけて探してみました。

 

舗装された山道を5分ほど歩くと磨崖仏と、その前に建てられている小屋へと続く小道が見えました。


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小道を上がってゆくと、目の前にそびえる岸壁に、二基の巨大な磨崖仏が掘られています。岸壁に向かって右側には高さ9.3mの牧野観世音菩薩、左側には高さ11.1mの牧野不動明王。 

正光寺の白い彼岸花 福岡県築上郡

正光寺では毎年、9月中旬から下旬頃に白い彼岸花が10000本開花するそうです。
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場所:福岡県築上郡築上町大字伝法寺

 

2018年9月15日現在は、ぽつぽつと開花している花は見られるのみ。お寺の方に話をうかがうと、今年は開花が遅れているそうです。

 

来週の9月22日、23日には(白い彼岸花まつり)が開催されるます。そのころちゃんと開花しているか心配…と聞きましたが、少し咲いているのみでも、なかなかきれいな白い彼岸花でした。

鬼の雁木の滝 どうして雁木(がんぎ)と呼ばれる? 福岡県築上町寒田(さわだ)

福岡県と大分県との境にある築上郡豊前市へは、あまり足を運んだことがなく、この地域のことをあまり知りません。最近、築上郡にある名勝 「旧藏内邸」へ足を運ぶ機会があり、築上郡を少しだけ巡ることがありました。

 

福岡県の築上郡を巡ってみると、北九州市などの町と比較すると、福岡県のなかでも開発があまり進んでいない地域だということに気づきました。開発が進んでいないために、史跡や自然が昔のままの状態で保たれている場所のようで、とても魅力的な印象を受けました。

 

そんな築上郡の自然のひとつ…こちら↓は「鬼の雁木(がんぎ)の滝」です。福岡県道32号線を車で走っていて、たまたま見つけました。滝から約40m離れた展望台から見下ろします。

場所:福岡県築上郡築上町寒田

座標値:33.544454,131.004368

 

築上町のホームページを参照すると、どうも県道32号線が開通する前までは、一部の登山者しかみることのできない珍しい滝だったようです。

 

2008年4月17日、県道 犀川豊前線(県道32号線)の未開通部分であった寒田(築上町)と求菩提(豊前市)の間が開通した。 時折、登山客の間で話題に上っていた「鬼の雁木の滝」がベールを脱いだ。

 

雁木(がんぎ)とは?

それにしても滝の名前になっている「雁木(がんぎ)」は聞きなれない言葉です。調べてみると、”雁(がん)の行列のように斜めでぎざぎざしているもの”の意味だそうです。

 

手持ちの写真で、なかなか良いサンプルがなかったのですが、おそらくこのような構造物↓が近いものだと思います。

 でもどうして、鬼の雁木の滝と呼ばれるのでしょう?

 

どうして雁木と呼ばれる?

滝を撮った写真が遠くから撮りすぎたためか、岩肌を見る感じでは、なかなか雁木感は感じられません。

 しかし滝の流れるスジを眺めてみると、何本ものスジになっていることがわかります。この縦に流れる滝のスジが雁木に例えられたのかもしれません。

 

冬になると、鬼の雁木の滝は凍結し氷瀑となるようです。滝が凍結し何本ものツララが垂れ下がる姿をみると”鬼の雁木”と呼ばれる理由がわかるような気がします(参照)。

 

「鬼の雁木の滝」があるのは、もともと火山だった求菩提山(くぼてさん)です。求菩提山は火山らしくゴツゴツした凝灰岩という岩で、基盤が造られているそうです(参照)。

 

その山肌のゴツゴツ感が、いくつものスジを作り””雁木”のような形の滝を作り出しているのでしょう。

「本庄(ほんじょう)の大楠」ちかくにある庚申塔 福岡県築上郡

福岡県築上郡にある「本庄(ほんじょう)の大楠」について、前回の記事でご紹介しました。今回は、その本庄の大楠のすぐ下にあった庚申塔についてです。

庚申塔の正面には猿田彦大神とのみ刻まれます。

庚申塔の裏側にかろうじて「嘉永四 辛亥 年」と刻まれているのが確認できました。嘉永四年は1851年です。

場所:福岡県築上郡築上町本庄

座標値:33.6060829,130.9818726

樹齢1100年以上?本庄(ほんじょう)の大楠 福岡県築上郡

場所:福岡県築上郡築上町本庄

座標値:33.606203,130.982026

福岡県の築上郡に「旧藏内邸」という炭坑経営者の豪華な住宅があります。旧藏内邸に見学に行こうとしてネットで下調べをしていると、築上町歴史散歩ホームページというサイトに、本庄の大樟のことが紹介されていました。

 

築上町 史跡ガイドブック」P.6を参照すると、日本の巨樹のランク付けがあり、「本庄の大樟」は全国のなかでも大きさが4位となるそうです。

 

ちなみにベスト3をご紹介すると…

1位 「蒲生の大クス」鹿児島県蒲生町

2位 「来の宮神社の大クス」静岡県熱海市

3位 「北金ヶ沢イチョウ青森県深浦町

 …なのだそう。

 

 

このクスノキを見に行ってみようと思ったのは、多くの時間をかけて保全事業を行ったということを聞いたからです。クスノキの大部分が火事や老齢のために大部分が傷ついており、その修復に約6年間(平成21年から平成26年)もかかったそうです。そこまでして修復する樹とはどんな樹なのか、ひと目みてみたかったからです。

本庄の大楠は、大楠神社というその名の通りの神社の境内にありました。もともとクスノキがあって、その傍に神社が建てられたのかもしれません。

 

大楠神社駐車場に案内板がありましたが、そこに以下のような記述がありました。

 

宇佐八幡宮の神殿は880年、太政官符によって三十年に一度の式年遷宮(建替え)が決まり、一之殿の用材を切り出す杣山(そまやま)に築城郡伝法寺(本庄)が選ばれ、造営開始の前には御杣始祭がここ大楠のもとで行われた(参照:案内板)

 

つまり宇佐神宮の一之殿を建て替える際に、この本庄(ほんじょう)という地区から木材を切り出しました。その切り出し作業の前にお祭りが「本庄の大楠」の下で開催されたようです。そのお祭りの様子を描いた絵↓が、大楠神社に所蔵されているそうです。

880年に宇佐神宮の建て替えがあったということは、2018-880=1138…ということで、本庄の大楠は樹齢1100年以上あるということかもしれません。