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日々の”楽しい”をみつけるブログ

写真と登山好きのku-(くー)といいます。日々の生活に楽しみをみつけて、紡いでいこうとするブログです。

庚申塔の形体分類

庚申塔についての研究は、ぼくが想像していた以上にたくさんあるようです。庚申塔の全体像をざっと把握できるような史料はないか探していたら、こんな書籍をみつけました。

この本のなかで、庚申塔の分類について書かれている項目がありました。

 

この分類は、清水長輝と石川博司によってなされた形体分類をベースにして、著者である石神裕之が、独自に再分類したものなんだそうです。こういうふうに、庚申塔全体を俯瞰できるような型があると、庚申塔を探しているときにも楽しみも増します。

 

分類を眺めていると、これまで福岡県で見つけてきた庚申塔は、「自然石型」のものがほとんどだったんだなということがわかりました。

宮地嶽神社庚申塔

 

唯一、福岡県の朝倉市でみつけた庚申塔は、おそらく「板碑型」で珍しいもの。

舟底型で、上側はアーチ型に彫り込まれています。

いや、それにしても、全国にはいろんな形の庚申塔が祀られているんだなということがわかりました。なかには五重塔みたいに、層塔とよばれるような形をとってるものもあるだな。層塔型は東京とか千葉にあるようですね。

参照:民俗の宝庫 > 庚申塔物語 > 庚申塔入門 > 庚申塔の形態

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のどかなイメージとは違い ステンレス製の水車がガシガシ水をくみ上げてた 福岡県朝倉 三連水車

福岡県の朝倉を通る用事があって、朝倉でなにか珍しいものはないかな…とネットで調べてみると、この三連水車の情報に出会いました。「三連水車の里 あさくら」という農産物直売所ちかくに、水車はあります。駐車場はたくさんあるので、車を停める場所には困りません。

 

場所:福岡県朝倉市山田

地図:Google マップ

約220年前につくられた揚水車(ようすいしゃ)。揚水車ってなんだろう?と思って調べてみると、要するに、川の水を田んぼへ汲み上げる水車のことなんだそうです。昔は、人が足で水車を回して汲み上げてましたが、今は電気モーターの力でくみ上げています。

そもそも、今は水車じゃなくて、ポンプで水を水田に汲み上げているので、このように実際に使われている水車は珍しいんでしょう。珍しいのでの国指定の史跡にも登録されています。

汲み上げた水を、水車のトイの部分に流し込んで、トイを伝って水が水田へと運ばれていくんですね。ぼくは、水車って水流で動して、粉を挽くものだけだと思っていましたが、こうやって、水をくみ上げる機能のものもあるんですね。

 

田園の広がる水路で、木製の水車がのどかに、ギコギコ音を立てながら回っている景色をイメージしていましたが、違っていました。まじかで見ると、けっこう迫力があります。パワフルに水を汲み上げてます。

 

朝倉市のホームページ「水車群の稼働| 朝倉市」を見ると…

朝倉の揚水車群は、6月17日に水神社(朝倉市山田161)で「山田堰通水式」が行われ、稼働開始します。

…とありますが、2017年4月29日に行ってみると、すでに稼働していました。詳しくはわかりませんが、田植えの時期になると、もう早めに水車を動かすのかもしれませんね。

 

実際に見たのは、菱野(ひしの)三連水車でしたが、ほかにも、三島二連水車、久重二連水車もあるようです。

 

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福津市 勝浦の海岸にある庚申塔

 自然石に、「享保15年 戌年」と刻まれる庚申塔調べてみると、享保15年がちょうど庚戌(かのえいぬ)という年にあたるそうで、だから、「戌年」なんだな。

場所:福岡県福津市勝浦

地図:Google Maps

庚申塔が建っている日吉神社の目の前は、すぐ海が広がっている。

神社といっても、拝殿とか、社殿が建っているわけではなく、石造りの基礎と小さな祠が祀られているのみ。たぶん、昔は、小さいながらも、この場所に木製の神社が建っていて、海風で朽ちたのかもしれない。

この小さな日吉神社について調べてみようとしたけど、ほとんど何もひっかからない。唯一、こちらのサイト(正見行脚:勝浦浜散策8~日吉神社と勝浦浜の風景(福津市)

で紹介されてた。

 

L字形になっている境内には、庚申塔や船つなぎ石、旗立て石があり、ソテツ(1本)も生えており…正見行脚:勝浦浜散策8~日吉神社と勝浦浜の風景(福津市)

庚申塔のある境内は、境内といっても、だいたい20畳くらいの広さしかない。ここに、よくわからない、石の棒が建っていた。この棒はなんなんだろうと思っていたけど、そうか、船つなぎ石だったんですね。

 

日吉神社境内は、周りの地面より1mほど、ぽっこりと盛り上がっているので、以前はこの神社のすぐそばまで海が来ていたのかも。

庚申塔は、下側がコンクリートに埋まっていて、すっきりと収まっている。境内の石碑に、「昭和57年改築」の文字が刻まれているので、その日吉神社改築のときに、境内に祀られていた庚申塔が、コンクリートに埋められたのかも。

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年毛神社(としもじんじゃ)の庚申塔 福岡県 福津市 勝浦

以前、この「年毛(としも)神社」に庚申塔を探しにきたけど、人がたくさんいたので、結局、神社境内には入らず、引き返した思い出があります。今回は、神社に人はおらず、ゆっくり神社境内を散策することができました。

場所:福岡県福津市勝浦943

年毛神社の庚申塔Google Maps

 

庚申塔は、拝殿にむかって右側の、境内奥にまつられてました。いくつかの庚申塔が、一か所に集められてて、おそらく、この地区にちらばっていた庚申塔が、神社に集められたものだと思います。

庚申塔とはっきりわかるものは、「庚申尊天」と「庚申」というふうに、石表面に刻まれたもの。

そのほかの石塔は、なにも刻まれていないもの、地蔵菩薩らしき姿が刻まれているもの、梵字が刻まれているものがありました。

↑この梵字は、勢至菩薩(せいしぼさつ)の梵字かな?勢至菩薩のことを調べてみると、日本では、十二支(じゅうにし)の「うしの年」を守る菩薩なんだそうです。

 

四国八十八箇所霊場十三仏では、第53番札所の須賀山圓明寺で朱印がもらえるそう。ここ、福津市でも霊場巡りにちなんだ札所が、各所におかれているようなので、年毛神社は53番札所なのかもしれない。

 

神社境内の奥へ進むと、すぐに玄界灘が見えてきます。

林を抜け、鳥居をくぐると、青い海が広がっていました。なんとも、のどかな雰囲気の神社でした。

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北九州市八幡西区の庚申塔

スマホGPS機能をONにしてたら、google mapが行った場所を自動で記録してくれるようになりました。「タイムライン」という機能で、あとから、自分がいった軌跡を地図上に表示してくれる。いままでは、GPSロガーを使って、わざわざ、行動記録を自分でしなくちゃいけなかったのに、なんて便利になったんでしょうね。

 

しかも、Googleフォトに、撮った写真をアップロードしたら、GPS情報が記録されてない写真でも、だいたいどこで撮ったのか、場所を地図上に表示してくれるみたい。たぶん、写真を撮った時間で、場所と整合させてるんでしょうね。

 

周りに目印のない、はじめて行く土地勘のない場所で、石仏とか庚申塔とかの写真を撮っても、「あれっ、この写真どの場所で撮ったかな?」となることが、よくあったんです。

 

google mapの新機能のおかげで、わずらわしい手続きをしなくても、GPSをONにすれさえすれば、どこで写真を撮ったかが、あとで写真を見返すときにわかるんだから、ありがたいですね。しかも自動で。

 

それはさておき、北九州市八幡西区を車で走っていると、また、たまたま庚申塔らしきものをみつけることができました。

場所:福岡県北九州市八幡西区市瀬1丁目11

八幡西区 市瀬の庚申塔Google Maps

 

八幡上津役郵便局の裏っかわ。駐車場のすみのほうに祀られてました。駐車場奥には祠があったので、昔はちょっとしたお宮があったのかもしれません。

夜に撮ったので真っ暗↑。googlストリートビューではこんな感じ↓

この自然石で造られた石塔には、文字もなにも刻まれていなかったので、庚申塔らしいという推定です。

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金比羅山の庚申塔 北九州市 戸畑区

石塔や石仏、庚申塔など、各土地にある石造りの史跡を訪ねていってます。現実的な生活のなんの足しにもなりませんが、心なごむ、ちょっとした趣味です。

 

こういった史跡を、たいせつに保存されている地域の人たちは、概して心やさしい方々と感じます。先祖の残したものや、民俗を大切にするってことは、たぶん、気持ちに余裕がなければそんなことはできないんでしょう。そんな、民俗の一端にふれるのは、楽しいものです。

北九州市戸畑区にある金比羅山。ここに国境石(こっきょういし)という、北九州市のど真ん中なのに、不思議な名前の石があると聞き、探しにきました。国境石については、また別の機会に写真をアップしてみたいと思います。

 

今回は庚申塔について。ここ金比羅山でも、おもいがけず庚申塔をみつけることができました。

 

金比羅山の庚申塔:福岡県北九州市戸畑区金比羅

金比羅山の庚申塔Google Maps

 

金比羅山周囲は、まとめて「中央公園」と呼ばれているようです。金比羅池周囲、金比羅山の遊歩道ともに、たくさん、ウォーキング、ランニングをされているひとがいました。

そんな、運動をする方々が駐車しているのか、金比羅山中腹あたりの無料駐車場にはたくさんの車が停まっていました。駐車場に車を停めて、金比羅池方向へ、国境石を探しに下ろうとすると、すぐ南側に金比羅神社参道の鳥居がみえてきます。

この鳥居のすぐそばに「猿田彦大神」と刻まれた、庚申塔が祀られていました。しっかりと、榊(さかき)が祀られています。

庚申塔側面や裏側には、造られた年月日などは刻まれていませんでした。集落に祀られて、集落に害悪が来ないようにする守護神としての庚申塔ではなくて、金比羅神社への道しるべとしての庚申塔なんでしょうか。

 

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