日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

福岡県の磨崖仏を巡る 田川郡 香春町 大岩弘法院

こちらの「九州の磨崖仏」というサイトを拝見させてもらい、福岡県にある磨崖仏を巡りはじめました。大分県では磨崖仏がたくさんあって、よく写真におさめていましたが、そういえば、福岡県に移ってからは、磨崖仏を見つけたことはないな…と感じていました。

 

今回、行ってみたのは、田川郡の香春町(かわらまち)という場所にある磨崖仏。

 

場所: 福岡県田川郡香春町香春

地図:Google Maps

 

「大岩弘法院」という寺院境内にあるという。

 

大岩弘法院は、街中からは外れて、山々に囲まれた自然豊かな場所にありました。大分県と福岡県を行き来していたとき、よく、この香春という町は通っていましたが、通りすぎるだけ。

よく行き来する道をはずれて、こんな場所にまで足をのばすことはなかった。だから、こんなところに、磨崖仏が祀られているなんて知らなかった。

 

香春町で、とても特徴的な山。平べったい皿のような山である「一ノ岳」のすぐ近くに、大岩弘法院はありました。

大岩弘法院に着いて、すぐにでむかえてくれたのが、この仁王様。すごい迫力。車が3台くらい停められる、ちいさな駐車場が寺院の入口にありました。

ここに車を停め、参道の階段を登っていきます。人気はなく、静かな境内。鳥の声が聞こえてきます。

この階段を登りきったところに、お地蔵さまと本堂。

本堂に向かって右手奥の岩壁に、磨崖仏は刻まれていました。

三体の磨崖仏の上側には、ふたつ梵字が刻まれています。これら磨崖仏や、梵字の説明はこちらのサイト「大岩弘法院の磨崖仏」が詳しい。

 

ひとつひとつの磨崖仏が巨大で、刻まれている岩自体も、こちらにグワッと迫ってくるような圧迫感がある。迫力がすごかったです。

本堂前の展望所からは、こんな綺麗な景色がみられるのです↓

↓それにしても、一ノ岳は、山の上部がすっぱり切り取られたように、平らになっています。セメントの原料になる石灰岩を採掘したためとのこと。

 

採掘している香春太平洋セメント株式会社は、平成16年3月末をもって解散しているので、採掘はこれで終わりだという。参照:香春岳

お寺の境内は、自然が豊かで、人もいなくて静かだったので、しばし写真撮影に没頭。自然と無心で向き合える、こんな時間が至福のときです。

福岡県遠賀郡芦屋町 岡湊(おかのみなと)神社の庚申塔

福岡県遠賀郡芦屋町に、岡湊神社(おかのみなとじんじゃ)がある。この神社は「古事記」にも、その名前がでてくるほど、長い歴史があるんだそう。

 

岡湊神社の場所は、芦屋町の東の端。遠賀川から50mほど内陸に入り込んだ住宅街のなかにある。岡湊神社の拝殿裏側に、庚申塔が祀られているのを、偶然みつけた。

 

岡湊神社の庚申塔Google Maps

境内の駐車場に車を停めさせてもらった。

拝殿の左側に、拝殿裏側にまわる道がある。

裏側には数基の祠が祀られている。

さらに拝殿の裏側をとおりすぎ、境内奥へ歩いていく。

境内一番奥の、大きな樹の下に庚申塔が祀られている。

猿田彦大神と刻まれる。

庚申塔に向かって右側に、造られた年月が刻まれているけど、見慣れない文字がある。「文政二己卯」。己卯って何?。

 

ネットで調べてみると…己卯(つちのとう、きぼう)は、干支(えと)の組み合わせの16番目とある。参照:己卯 - Wikipedia

 

でもこれでは、庚申塔が造られた年月がわからない。今度は文政二年で調べてみると、文政二年という年が、「己卯」という干支らしい。文政二年…つまり1819年が、この庚申塔が造られた年らしい。参照:年号表(江戸時代)

 

立っている庚申塔のかたわらに、二基の庚申塔らしきものが、横たわっている。「庚申」と刻まれたもの。「猿田彦大神」と刻まれたもの。これは昔、ここに立てられていたものなのか。どこか、ほかの場所に祀られていたものを、ここに集合させたものなのか。

福岡県福津市 勝浦の庚申塔

福岡県福津市の勝浦という地区。ここに庚申塔がありました。メモしておきます。

 

勝浦の地区をつっきる福岡県道528号線。これを南に向かって車で走っていると、右側に小さなお堂がみえてきます↓ お堂というか、祠というか。

福津市 勝浦の庚申塔:Google Maps

「庚申尊」という銘あり。

ちなみに、この勝浦という地区には「照月庵」という小さなお堂が、集落の西側にあります。Google Maps

この境内には石仏群が祀られる。詳細は不明。これらは、十三仏なのか?でも、仏像は13体以上あるので、どうも違うようです。こちらもメモ代わりにアップ。

福岡県にある美しい磨崖仏 福岡県糟屋郡 四王寺山

福岡県糟屋郡にある四王寺(しおうじ)山に、西暦665年、大野城という山城が築かれました。そのお城の跡地に磨崖仏があるとの情報を、ネットで得て、見に行くことにしました。

千手観音菩薩

 

大分県の国東半島では、磨崖仏はたくさんあって、見学するための数に不足はなかったのですが、福岡県では磨崖仏の数はどのような感じなんでしょうか? 

四王寺山 大野城跡から太宰府の街を眺める

 

試しに、ネットで「福岡県 磨崖仏」とキーワード検索してみると、こちらのサイト(九州の磨崖仏)がはじめに表示されます(2017年4月現在)。

 

こちらのサイトで紹介されている福岡県の磨崖仏は、16か所。大分県ほどの数ではないにしても、意外に多くの磨崖仏をみることができるようです。福岡県で磨崖仏はあまり残っていないものだと、勝手に思い込んでいました。

 

桜の季節でもあるし、太宰府の桜の名所も周ってみたかったので、太宰府に近い場所を選んでみました。

 

大野城跡に咲く桜 数本の桜が植わっていた

 

さらに、四王寺山の磨崖仏について調べてみると、どうも四王寺三十三体石仏のひとつが、目的の磨崖仏らしいということがわかってきました。

 

大野城跡の土塁線上を中心に、三十三体の石仏群が点在しています。石仏群の建立は、12番札所の岩壁に刻まれている銘によると、寛政12年(1800年)8月に四王寺の僧と博多の人々が発起人となり、西国三十三ヵ所霊場の「霊土」を集め建立したことがわかっています。四王寺三十三体石仏散策 - 宇美町ホームページ

どうも、第三番札所に磨崖仏があるとのこと。参照

 第三札所ってどこにあるのか?飛び込みで行ってみたので、詳しい場所はわかりませんでした。現地では、小さな立札が立っていて、第〇番札所こちら…みたいな感じで案内してくれています。

 

GPSロガーで実際いってみて、目的の磨崖仏の場所を記録して、あとでGoogleマップでみてみると、ここらへん↓に磨崖仏はありました。

焼米ヶ原という場所が駐車場ですが、ここからみると、けっこう山を下ったところにありますね。往復で20分くらいかかりますかね。

 

第3番札所 磨崖仏までの道のり

駐車場から「玄清法印之墓」方面に歩いていきます。

5分ほど歩くと、↓こんな分かれ道があるので、右下へくだる山道へと入ります。予想に反して、けっこうな山道になりそう。

 ここを降りていったのが11時7分。そして、目的地である第3番札所の石仏へたどり着いたのが、11時22分だから、片道15分の道のりですね。

その間は、落ち葉の降り積もる山道。ところどころ、前日に降った雨でじゅくじゅくの泥部も。革靴できたのは痛かったな。

 

分かれ道には、立て看板があって迷う心配はなさそう。2・3・4番札所の石仏は左側と書いてる。案内どおりに進む。

森の奥深くに進んでいき、あたりは静か。ゴロゴロと大きな岩が現れてきました。

 

そのちょっとした岩場で、第4番札所の千手観音菩薩が祀られていました。

岩場に石仏が祀られているこの感じは、大分県 国東半島の雰囲気を思い起こさせます。

この第4番札所から10mほど、さらに山道を進んでいくと…

ありました。第3番札所の千手観音菩薩です。

 

第3番札所の千手観音菩薩

観音菩薩に向かって右上に梵字

 この梵字は、ひと文字で「千手観音菩薩」の意味を表します。

千手観音菩薩は…

 

すべてを自在に見通す 千手観世音菩薩は奥深い慈悲の心をもってすべての者を救い、知恵や悟りを与え永遠の幸福と平安をもたらします。参照:梵字一覧・梵字の意味 

 

…のだそうです。

 

それにしても、とても細密に彫られた磨崖仏です。服のひだ、髪の装飾、指一本一本まで細かく表現されています。かなり入念につくられた石仏だということが、ひしひしと伝わってきます。美しいですね。

 

まとめ

四王寺山の第3番札所にある磨崖仏…千手観音菩薩像へは、駐車場からの行程では約20分かかりそうです。トレッキングシューズを履いていれば、いうことはないですが、歩きやすいスニーカーならありがたいですね。

 

こちらのサイトを拝見させていただくと、福岡県には、この千手観音菩薩像を含めて最低でも16か所、磨崖仏があることがわかりました。

 

中には悪路を進む場所もあるようなので、磨崖仏を訪ねるときは、スニーカーや運動靴など、山歩きに適した靴を選択しようと思います。ほかの磨崖仏がある場所にも、足を運んでみたいと思います。

ひと月の携帯通信料金が5000円くらい安くなった 格安SIM契約

はやく切り替えておけばよかった、格安SIM。ひと月のスマホ通信料がだいたい5000円から6000円くらい削減されました。大手キャリアのスマホを2年以上使ってて、ちょうどスマホの買い替えどきかな…と思っていたところ。

 

ひと月1万円ちかくスマホの通信料を払ってて、なんとか安くならないかと模索していましたが、やっぱり格安SIMが一番安いってことなりました。めんどくさがらず、ここは思い切って、切り替えることに。

 

ぼくは、以下のような理由で格安SIMに変えることにしました。

・電話することがほとんどない

・ネットのデータ使用料が4G/月いくことはほとんどない

格安SIMの使いがってを知っておきたい

 

格安SIMに変えた理由

電話することがほとんどない

電話をすることは、ひと月合計しても1時間以内でした。だいたいLINEの通話機能を使うと事足りてます。電話を使うのは、職場への連絡とか、電話しか使っていない身内との連絡とか…イレギュラーな場合のみ。

 

使わないのに、基本料金だけ自動的に払っていってしまうのはどうにかできないか。

 

調べてみると、格安SIMだったら「電話かけないから基本料金0円で、かけた分だけ料金がかかる」というプランがあるようで。30秒間で20円なんだそう。

 

これだったら1時間仮に電話を使っても、2500円くらい。キャリアの基本料金ぐらいですね。電話を使わなかったら、料金を払わなくていいんだから、このプランは魅力的。

 

ネットのデータ使用量が4G/月いくことはほとんどない

ぼくのスマホの主な使用目的は①ナビ ②検索 ③RSS ④Amazon music ⑤LINE ⑥ネットラジオ ⑦山登りのときの地図確認 ⑧ツイッター ⑨Kindle

 

動画サイトとかゲームを使うことはないので、あまりデータ使用量はあがらないみたいです。ときどき3G/月いくことがあるかな。

 

格安SIMの使いがってを知っておきたい

スマホのデータ使用料金が少なくなる方法があるのに、めんどうそうなのでやらない…というのは、なんかずっと損してるような気分でした。ちょっと調べてやってみれば、月々の固定費がだいぶ下がるのに。

 

2000~3000円/月の料金で、ほんとにいままでのように、普通にスマホが使えるの?というのを確かめてみたかったというのもあります。

 

格安SIMについての知識はゼロの状態だったけど、ネットで「格安SIM 契約の方法」とかのキーワード検索で情報を集めると、案外すぐできるものだということがわかりました。

 

イオン、ビックカメラという大型のお店で、店頭契約できるところもあるみたいだけど、ぼくはネットのみでの契約を試してみました。

 

楽天モバイルを選んだ

はじめはスマホのスペックで選んで、ある会社を契約しようとしましたが、クレジットカードが認証されず、オペレーターに電話しても、片道車で1時間半ちかくかかる店舗での契約を勧められたので、この会社はやめることにしました。

 

次に選んだのが、楽天モバイル。どうして楽天にしたかというと、こちらのサイトを参照したから。2017年3月末時点では楽天モバイルが、申し込み数ランキングで1位なんだそうです。

 

はじめての格安SIMなので、多く選ばれてるところのほうが、安心できると思ったから。

 

kakuyasu-sumahogakuen.com

楽天モバイルのほうはネットでの契約がスムーズに運びました。氏名とか住所とか、必要な情報を画面に従って入力していくだけなので、順調にいけば30分くらい。

 

格安SIM契約に必要だったもの

ネットでの契約に必要だったものは…

①クレジットカード

②本人確認書類(免許証など)

そして、ぼくは電話番号をそのまま引継ぎたかったので

MNP予約番号

 

この三つでした。

 

MNP予約番号ってなに?と思ったけど、こちらも「MNP予約番号」でググると、丁寧に説明してくれているブログが見つかりますね。auだったぼくはこちらを参考にさせてもらいました。

 

love-guava.com

身分証明書については写真を裏表撮影して、その画像をアップロード。スマホで、もいいみたいだけど、ぼくは運転免許証をコンデジで撮影してアップロードしました。

 

MNP番号が、新しいスマホに登録された時点で、前のスマホは解約される

どうも、MNP番号が発行された時点では、auは解約されないみたい。MNP番号が使われた時点でauが解約されるようです。

 

だから楽天モバイルが、MNP番号をSIMに登録してくれた時点で、前のスマホが使えなくなりました。

 

ここでちょっと困ったのが、新しいスマホが届くまで、スマホなし状態になったこと。特別不便なことはなかったけど、これってどうにかしてうまくいく方法があるのかな?

 

たぶん、店頭での契約だったらこんなことにはならないんでしょうね。

 

まとめ

格安SIMに変えて半月ほどになりますが、いまのところ不便な点はないです。切り替えるとき、数日間スマホが使えなくなったというのが、ひとつ気になる点というだけです。

成田山不動寺の桜並木 福岡県遠賀郡 岡垣町

どんどん、桜の写真をアップしていきたいと思います。こちらは福岡県岡垣町にある成田山不動寺ふきんの桜並木です。国道495号線から不動寺までの山道に、桜の樹がザザザッと並んでて、これが今満開になっています。桜のトンネルができてますね。

成田山不動寺の場所:福岡県遠賀郡岡垣町内浦885

現在地から成田山不動寺:Google マップ

 

マップでいうと、↓下のように、国道から不動寺までの片側1車線の道に、桜のトンネルができています。

 

少し赤いフィルターをかけて↓

↓こちらは不動寺駐車場からの眺め。

日没に近かったので、参拝に来ているひとはボチボチ。でも桜満開の時期で、晴れの日中なんかは、大混雑になるんでしょう。これだけ広い駐車場にも、わんさと車が来ると予想されます。朝早くか、夕暮れどきに足を運ぶのが無難なのかも。

 

垣生公園(はぶこうえん)でも桜が満開 福岡県中間市

場所:福岡県中間市垣生

ここの公園にはちょくちょく足を運んでいますが、桜の季節に来たのはこれが初めて。写真で、桜と埴生(はにゅう)神社参道の赤い橋をみたことはあったけど、実際みてみると、なんとまあ絵になりますねえ。

垣生公園の中に、埴生神社があります。公園のなかには遊具もあったので、もうちょっと子どもが大きくなったら、つれて遊びにこよう。公園はぐるっと一周歩いてまわると20分くらいかかるかな。大きな公園で歩きがいありますね。