日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

なんじゃもんじゃの木 ライトアップ 遠賀郡芦屋町 岡湊神社

2017年5月2日、岡湊神社のなんじゃもんじゃの木が、ライトアップされるというので、行ってみました。

場所:福岡県遠賀郡芦屋町船頭町11−21

地図:Google マップ

なんじゃもんじゃの木」については、こちら↓

 

ooitasyuyu.hatenablog.com

 だいたい、4月下旬から、ゴールデンウィークの終わりごろまで、ライトアップされるようで、時間帯は日没の19時頃から21時まで。ぼくが訪れたのは、19時5分くらい。まだ周囲は明るかったので、ライトアップはもう少しあとかな…と思っていました。

だけど、もうすでにはじまっていましたよ。スマホやデジカメを持った方々、参拝されている方々が、ちらほらと見られました。

 

いつもより駐車場は多かったですが、まだ6~7台分駐車できるスペースがありました。

 

岡湊神社の「なんじゃもんじゃの木」は、もともと朝鮮のものが親木なんだそうです。それが、明治神宮を経て、ここ岡湊神社にきたのだそう。参照:岡湊神社の珍花「なんじゃもんじゃ」 - 芦屋町

芦屋町にいくと、各所でこの「なんじゃもんじゃの木」が街路樹として活躍しています。岡湊神社から株分けされたものなんでしょうね。

玖珠の記念館オープンの日 伐株山(きりかぶさん)で散歩 大分県玖珠町

2017年4月28日、大分県玖珠(くす)郡玖珠町に、ある記念館が開館しました。久留島武彦(くるしまたけひこ)記念館。

 

場所:大分県玖珠郡玖珠町森855

地図:Google Maps

 

久留島武彦は、童話を、子どもの人格向上のひとつの手段としてとらえたかたで、「本を買うのはお金がかかる、話なら、石段でも、山でも、海辺でも子どものいるところなら、どこでも、いつでもできる」と考え、口で童話を語り聞かせる「口演童話」を通した児童教育を行なってきたんだそうです。(参照:久留島武彦評伝

 

セレモニーには、1000人近くの小学生が参加し、招待状をうけとった方々のみ参加が可能だったのだそう。縁あって身内がセレモニーに出席することとなりました。

 

ただ、ぼくは参加しなかったので、セレモニー会場へ、身内を車で送り届けたあと、玖珠(くす)にある伐株山(きりかぶさん)に行きました。セレモニーが終わるまでの、短い時間だったので、車で山頂まで行ってみることにしました。

 

伐株山の場所: 大分県玖珠郡玖珠町山田

地図:Google Maps

 

車とはいえ、久しぶりの大分県の山です。

この、スコーんと抜け、果てしなく山々が連なる景色は、大分県ならではの絶景ですね。やっぱり、大分県の山は美しいですね。

そして、そんな美しい場所でも人は少なくて、子ども連れでも周りに気を使わなくていいのです。なんていい環境なんでしょう。

4月28日は、靄もかかっていなくて、下方の玖珠の町もすっきりとみえていました。

伐株山(きりかぶさん)山頂付近まで、車で行けて、駐車場も広々。駐車場に車を停め、歩いて周囲の草原を、ぐるっと一周歩きました。幼児のぽつぽつと歩くスピードに合わせて、だいたい30分のハイキングでした。

 

ぜんぜん知らなかったのですが、この伐株山に、なんとカフェがオープンしてたんですね。2017年4月って、ごく最近の話。

童話の里 玖珠町 展望休憩舎 伐株山 KIRIKABU HOUSE

 

ガラス張りの建物に、テーブルが5つと、カウンター席が4つ備えられてて、フードトラックが来ているときは、コーヒーなんかが飲めるんだそうですよ。ちなみに、4月28日の平日にも、このトラックは来ていましたよ。

このことは、後で調べて知ったので、なんて残念なことをしたんでしょう。いつもとは違って、知らないトラックが来てたので、ちょっと警戒して遠目でみただけなんですよね。この休憩所まで足を運んでおけばよかった。

岡湊神社で「なんじゃもんじゃの木」が満開 でも「なんじゃもんじゃの木」って何?

福岡県の芦屋町にある岡湊神社。いまの時期、こんな景色になってます。参道に、植えられている樹に、白いもやもやっとした花が咲き誇っています。

場所:福岡県遠賀郡芦屋町船頭町11−21

地図:Google Maps

 

これ、通称「なんじゃもんじゃの木」と呼ばれてます。「なんじゃもんじゃの木」について、詳しいことがわからないのでググってみると、正式名はヒトツバタゴというそうです。漢字だと、一つ葉田子。モクセイ科という科に属する植物。

 

モクセイ科のトリネコが、たくさんの葉をつけるのに対して…

 

この「なんじゃもんじゃ」は、ひとつの葉しかもたないことから、ヒトツバタゴというそう。でも、なんで「なんじゃもんじゃ」?

どうも、こういう奇怪な形が珍しいので、愛称として「何じょう物じゃ(なんというものか)」と呼ばれるようになったんだそう。地方によっては、このヒトツバタゴ以外にも「なんじゃもんじゃ」と呼ばれる樹があるので、ちょっとややこしい。例えば、クスノキ、ボダイジュ(菩提樹)など…

参照:明治神宮-Q&A-

なんじゃもんじゃの木に圧倒されて、ちょっと窮屈そうな狛犬

 

ちなみに、芦屋町の岡湊神社(おかみなとじんじゃ)では、毎年4月下旬から5月上旬まで、境内に植えられている「なんじゃもんじゃ」が満開となります。それに合わせて、夜間のライトアップもあるそうです。

これは、ぜひ見に行かないと。岡湊神社の珍花「なんじゃもんじゃ」 - 芦屋町 

庚申塔の形体分類

庚申塔についての研究は、ぼくが想像していた以上にたくさんあるようです。庚申塔の全体像をざっと把握できるような史料はないか探していたら、こんな書籍をみつけました。

この本のなかで、庚申塔の分類について書かれている項目がありました。

 

この分類は、清水長輝と石川博司によってなされた形体分類をベースにして、著者である石神裕之が、独自に再分類したものなんだそうです。こういうふうに、庚申塔全体を俯瞰できるような型があると、庚申塔を探しているときにも楽しみも増します。

 

分類を眺めていると、これまで福岡県で見つけてきた庚申塔は、「自然石型」のものがほとんどだったんだなということがわかりました。

宮地嶽神社庚申塔

 

唯一、福岡県の朝倉市でみつけた庚申塔は、おそらく「板碑型」で珍しいもの。

舟底型で、上側はアーチ型に彫り込まれています。

いや、それにしても、全国にはいろんな形の庚申塔が祀られているんだなということがわかりました。なかには五重塔みたいに、層塔とよばれるような形をとってるものもあるだな。層塔型は東京とか千葉にあるようですね。

参照:民俗の宝庫 > 庚申塔物語 > 庚申塔入門 > 庚申塔の形態

のどかなイメージとは違い ステンレス製の水車がガシガシ水をくみ上げてた 福岡県朝倉 三連水車

福岡県の朝倉を通る用事があって、朝倉でなにか珍しいものはないかな…とネットで調べてみると、この三連水車の情報に出会いました。「三連水車の里 あさくら」という農産物直売所ちかくに、水車はあります。駐車場はたくさんあるので、車を停める場所には困りません。

 

場所:福岡県朝倉市山田

地図:Google マップ

約220年前につくられた揚水車(ようすいしゃ)。揚水車ってなんだろう?と思って調べてみると、要するに、川の水を田んぼへ汲み上げる水車のことなんだそうです。昔は、人が足で水車を回して汲み上げてましたが、今は電気モーターの力でくみ上げています。

そもそも、今は水車じゃなくて、ポンプで水を水田に汲み上げているので、このように実際に使われている水車は珍しいんでしょう。珍しいのでの国指定の史跡にも登録されています。

汲み上げた水を、水車のトイの部分に流し込んで、トイを伝って水が水田へと運ばれていくんですね。ぼくは、水車って水流で動して、粉を挽くものだけだと思っていましたが、こうやって、水をくみ上げる機能のものもあるんですね。

 

田園の広がる水路で、木製の水車がのどかに、ギコギコ音を立てながら回っている景色をイメージしていましたが、違っていました。まじかで見ると、けっこう迫力があります。パワフルに水を汲み上げてます。

 

朝倉市のホームページ「水車群の稼働| 朝倉市」を見ると…

朝倉の揚水車群は、6月17日に水神社(朝倉市山田161)で「山田堰通水式」が行われ、稼働開始します。

…とありますが、2017年4月29日に行ってみると、すでに稼働していました。詳しくはわかりませんが、田植えの時期になると、もう早めに水車を動かすのかもしれませんね。

 

実際に見たのは、菱野(ひしの)三連水車でしたが、ほかにも、三島二連水車、久重二連水車もあるようです。