日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

地元のかたに場所を教えていただいた庚申塔 直方市頓野

場所:福岡県直方市頓野

座標値:33.753328,130.753446

 

地元に住んでいるかたに、この庚申塔の存在を教えていただき行ってみることにしました。教えていただいてから初めての探索では、庚申塔を見つけることができませんでした。口頭のみで教えていただいたので、はっきりとした場所が特定できなかったからです。

 

次に、地形図を見ながら教えていただき、おおよその場所の目ぼしをつけました。さらに追加の情報もいただきました。”その庚申塔は他の仏像とともに祀られている”とのこと。

 

その他の仏像とともに祀られているということは、だいぶ見つけやすいものと予想されました。15分ほど周辺を歩いてみつけたのがこちらのお堂↓

このお堂は直方(のおがた)四国札所のうちのひとつでした。お堂の扉にはカギはかかっておらず中を拝観することができました。このお堂には大日如来様が祀られていたと思います。

 

数体の仏像にむかって一番右側に庚申塔が祀られていました。表面には文字や像等は確認できません。どうも三つに割られていたようで、それを後に元のひとつに修復しているようでした。

この庚申塔はもともと別の場所に祀られていたとのこと。その場所に住宅が建つため現在の場所に、直方札所の仏像とともに祀られるようになったとのことでした。

長崎街道の黒崎宿に祀られる興玉神(おきたまのかみ)

場所:福岡県北九州市八幡西区熊手1丁目 くまで通り

座標値:33.86402,130.76935

 

小倉から長崎まで続く長崎街道。その途中の黒崎宿。1565年に祀られたそう。関の神、塞の神、福の神、庚申の神として今も守られています。

 この庚申塔の存在を知ったのはこちらの書籍を読んでいて(P72参照)。

 

黒崎の商店街に猿田彦大神の別名である興玉神が立派な祠の中に祀られていました。この商店街がある地域は、もともと長崎街道のひとつの宿場町…黒崎宿だったそう。

 

興玉神が祀られる場所から西へ380mほど歩くと下の写真のような、黒崎宿の西構口跡がありました。

西構口跡

座標値:33.862893,130.765705

長崎県鷹島の海鮮丼 「海道」さんで食べてみた

居酒屋 海道

場所:長崎県松浦市鷹島町神崎免91-7

先日、長崎県の鷹島と福島に行ったとき、昼ごはんはどうしようかと妻と相談。島だけあって海産物がおいしいんではないかという結論。海産物が食べられる場所はないか、探してみると、ここ海道というお店の口コミが良かったので行ってみることにしました。

 

特に、ここで食べられる「魚島来めし(おとこめし)」という丼ぶりが評判らしいです。

 

広い駐車場に清潔な店内。座敷とカウンター席があり、私たちのほかに団体のお客さんが一組座敷におられました。私たちも座敷のほうへ通されました。

注文をして6~7分ほどで料理が運ばれてきました。↓これが魚島来めしです。丼ぶりとお新香、たけのこの入った味噌汁がついています。980円。

ご飯の上にアジ・カンパチ・サーモンが乗っています。こちらのアジは「ときあじ」と呼び…4月から8月に五島・対馬海域でとれる100g以上のマアジ…なんだそう(参照)。

ご飯の上に乗る具は、その日とれたものによって変わってくるそう。店内のポスターには赤身のマグロやタコが乗っていました。そのポスターには魚島来めし(1350円)の文字。どうもマグロの乗った魚島来めしだと1350円になるようです。

 

丼の上に専用の甘辛のタレをかけて食べます。アジは脂がのっててほんのり甘い。カンパチはプリプリ。

米も野菜もすべて鷹島でとれたもので、魚もその日の朝に仕入れたものらしいです(参照)。

 

店長の川瀬さんは、地元に伝わる漁師めしをヒントにアレンジした鷹島名物「魚島来めし(おとこめし)」の生みの親。
地産地消、鷹島産の食材を使ったメニューを開発したり、とことん味と食にこだわるお店です。お店の場所もわかりやすいので、鷹島へドライブがてら立ち寄るのにおすすめです。夜もやっています。

 

料理もおいしく、店員さんも親切。店内も清潔と、また機会があれば来たくなるお店でした。

 

居酒屋 海道

営業時間 11:00~14:00 17:00~22:30
休日水曜定休
駐車場あり

広久山 満福寺跡の六地蔵塔 長崎県松浦市

場所:長崎県松浦市鷹島町三里免1921

座標値:33.4125745,129.7341041

 

松浦市立埋蔵文化財センターで無料で配布されている「松浦市の文化財」という冊子を読んでいるとP63に満福寺跡が以下のように紹介されています。

 

この寺跡は、久寿元年(1154)に源久公が建立し、その子の直がその年に今宮神社を勧請、満福寺境内に建立したと伝えられ、松浦家世伝にも久公を今宮神社に祀ると記されています。

 

源久(みなもとのひさし)はどんな方なのか?調べてみるとこちら(長崎県|広報誌コーナー|ながさきにこり)に概要が書かれていました。

 

ざっと源久についてまとめてみると以下のようになります。

 

・源久は朝廷に命じられ長崎県佐世保にある今福町へ行かされた

・そこで城を築き松浦姓を名のった

・松浦党は水軍として活躍した

・長崎佐賀の広い範囲に勢力をのばした

 

その源久が築いたお寺が満福寺。その満福寺は廃寺となったがそこには寺があったという痕跡がいくつか残っています。

そのうちのひとつがこの六地蔵なのですね。六地蔵というものがあることは初めて知りましたが、戦国時代によくつくられた笠塔婆なんだそうです(参照)。

↓かすかに塔身に何かが刻まれているのがわかりますが、判別はできません。おそらく建立年月日と思われます。

長崎県「鷹島」「福島」の特徴は棚田と小島

場所:長崎県松浦市福島町里免(さとめん)

座標値:33.397343, 129.829685

 

佐賀県の唐津市から南東へ約20kmほどの場所にある福島という島へ行ってみました。この場所へ行ったきっかけは長崎の道の駅「鷹ら島」に行きたかったから。

 

かれこれ7年間、九州・沖縄の道の駅スタンプラリーを細々と続けています。今回は長崎県の「鷹島」にある道の駅「鷹ら島」へスタンプを押しに行き、せっかくなので長崎の島々を観てまわることにしました。

 

今回は「鷹島」とその南側にある「福島」を巡りました。このふたつの島は、どうも砂岩の上に溶岩である玄武岩が乗っている地形になっているそう(参照)。だから海面からグッともりあがる形で島が形作られています。

 

だから島は急な斜面が多い傾向にあります。その結果、その急な斜面を利用した棚田が多く作られているようです。

場所:長崎県松浦市福島町土谷免

座標値:33.3854475,129.8165313

 

また比較的やわらかい砂岩が海水により浸食され、その上に乗っている硬い玄武岩が残り、海上にその残った玄武岩がポコポコと小さな島となって見られます。この小さな島がある景色は、特に「福島」と福島の対岸にある佐賀県伊万里市との間の海上に特徴的です(参照)↓

これらふたつの島を巡って観れたことを、今後いくつかの記事でアップしてゆきたいと思います。

たしかにF値11 シャッター速度1/250秒で手持ち可と実感 写真撮影メモ

以前の記事で、一眼レフで手持ちにて撮影するとき、手振れせず奥のほうまでしっかりピントの合った写真を撮れるようにする設定について考えてみました。

 

ooitasyuyu.hatenablog.com

 

この記事ではF値11、シャッター速度1/250秒という結論でした。

 

そこで、この設定で昼間 風景写真を撮ってみて手ブレしないか試してみました。

↑こちらの写真は長崎県鷹島で撮ったものです。使ったレンズは16-35mmの広角レンズ。

 

場所:長崎県松浦市鷹島町三里免

座標値:33.41138,129.7433244

 

天気の良い昼間だったので明るさは十分。明るすぎるくらい。そこでISO感度は100に設定。その状態でF値を11、シャッター速度を1/250秒に設定。

 

おおよそちょうどいい画面の明るさではないかと思います。以前何かの本で読んだことがあるけど、あまり明るすぎると写真が白飛びしてしまう…ということで失敗写真となるとのこと。そんな白飛びはないと思います。奥の海の青色も出ているのではないでしょうか。

 

写真のピントは、植えたての稲の苗がはっきりと判別できるように、一番手前の棚田に合わせてみました。ブレていないでしょうか?拡大してみますと↓

ブレていないようで、よかったです。

 

ではピントを合わせていない奥の海部分は、どのくらいの解像度なのか?拡大してみると…↓

工業地帯の建物ひとつひとつが判別でき、飛んでいる鳥も判別できます。ぼんやりとした感じではなく奥のほうまで比較的シャープに写せているのではないかと思います。つまり広角レンズであれば、F11ほどの絞りで手前から奥までシャープに写せると実感できました。

 

F13などまでは絞り込まなくていいので、天気が悪く光量が少ない場合にはありがたい情報です。

 

でも望遠レンズだと、たしかF18くらいまで絞らないと全景をシャープに写せないという情報があったように思えますので、あくまでも広角レンズではということを心に留めておく必要があります。

 

【参考にした書籍】 

自然撮影マニュアル(北中康)

国道211号線沿いの猿田彦大神

場所:福岡県嘉麻市桑野
座標値:33.505544,130.785920
f:id:regenerationderhydra:20180509215950j:image

正面に向かい左側面に「明和三年丙戌□□吉日」と刻まれる猿田彦大神庚申塔

 

明和三年は1766年 干支は丙戌(ひのえいぬ)。

 
f:id:regenerationderhydra:20180509220021j:image

かなり巨大で前に立つと圧倒されます。福岡から大分へ抜ける国道211号線沿いにありました。