「空木」と書いて「うつき」と呼ぶ場所。ここの庚申塔まで来ましたが、奥愛宕社(おくあたごしゃ)はさらに急な登り坂を上ります。↓の地図でいうと青丸が庚申塔、赤丸が奥愛宕です。
現在地から空木(うつき)の庚申塔:Google マップ
現在地から奥愛宕社(おくあたごしゃ):Google マップ
周囲はもう奥深い山の中といった感じ
↓車一台が通れるほどの道がつづきます。道がせまくて、もどれるのか不安だったので途中下車し、歩いています。ポカポカ陽気だったので汗ばんできました。
↓民家が!
↓その脇を通ってさらに奥へ。ここからの傾斜がはんぱない。ここでも、おそらく地元の方と思われる車とすれ違いました。どうも農作業や、イノシシなどの狩りが行なわれているようです。軽トラックの荷台に狩られたイノシシが載せられてました。とりあえず、この急斜面でもちゃんと車はいけるようですよ。でもたぶん普通車は道幅がせまいのできついでしょうね。
↓水槽が
そういえば、ここへ来る前にこんな看板↓をみかけました。これがそのタンクか!
↓タンクの上方に車4台ほど停められる駐車場がありました。ここまで車でくればよかった…なんて、ちょっと後悔しました。
↓ここからは奥愛宕社への参道となるようですね。
↓愛宕堂の横を通り…
↓鳥居を抜け…
↓山中を通る参道を進みます。参道は苔むし、滑りやすい。
↓着きました。奥愛宕社の拝殿です。
↓その横にある榊(さかき)。神道の神事のときににつかわれます。神棚などにそなえられるあの植物ですね。幹回り150㎝、樹齢1000年。こんなに大きくなるのは珍しいのだそうです。
大分県内…特に国東半島にはこのような観光地としてはもちろん知られず、地図にも記されていないような魅力的な場所がぽつぽつとあります。そんな場所に庚申塔は導いてくれるようです。
庚申塔は人の生活場ちかくに祀られているし、そんな昔ながらの庚申塔がある場所では自然と人の生活が融合しているようなスポットがあるからなのかもしれません。おもしろい小旅行でした。
参考にした書籍
山の中の不思議な話を筆者がコツコツと集めて記した書籍。空木の庚申塔の不思議な話のように、ちょっと民俗学的な雰囲気が感じられるおもしろい本でした。