大分県北部では大きな地震の被害はないものの、ちょくちょく小さな揺れは起きて必ずしも安心はできない状況です。
海のそばに町が集まっているので、いざ…「地震で津波警報が出た!」という時のため、緊急避難場所はどこなのか調べてみました。
津波の被害予想は海抜だけでは判断できない
必ずしも、「海抜20mもあるんだから大丈夫」というように海抜だけで一概には被害予想ができるわけではないようです。住んでいる場所の地形や、海底の地形によって津波は変形していくそうなので、各自治体の公表している津波浸水想定図を参考にする必要があります。(地震・津波|みんなのQ&A|NHK そなえる防災)
だいたい「○○市 緊急避難場所」でググると、各市町村の避難場所がヒットするのですが、これらを一括して管理してくれてる 国土交通省のサイトをみつけました。
国土交通省 ハザードマップポータルサイト 市町村のハザードマップを見る
大分県の津波ハザードマップだったら、上のように緑色の市町村がマップを公開しています。緑箇所をクリックしたら、各市町村のハザードマップページへ飛んでいってくれます。
中津市のマップだと、(↓)このようなマップをPDFで見ることができます。だいたい、どのあたりに行けば安全かというのが、一目でわかります。
住んでいる地区のハザードマップを一枚印刷して…
・どこに
・どういう経路で
避難するというのを決めておくと安心かもしれません。ただ、決められている避難場所をみてみると、海から近くて海抜も数メートルの場所が避難場所…というところもあって、やっぱりこれだけでも不安だなと思ってしまいます。
そこで、自分でも、もっと安全な避難場所を決めておくといいかも…と思いました。緊急避難場所に定められてて、かつ、海抜が高いところだと安全なんじゃないかな。
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横浜市 危機管理室 「津波からの避難に関するガイドライン」では…
・いち早く海岸や河口から離れることが基本
・「遠いところ」ではなく、「高いところ」へ避難する
※特に津波到達までの時間が不明な場合や短いと予想される場合
…としています。だいたい高いところって、見かけ上なんとなくわかるけど、実際はどれくらいの高さなの?ほんとに高いの?何か海抜を調べられるものがあるの?と思い、またまたググると、いいサイト見つけました。
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住んでいる場所の海抜を調べるときFlood Mapsが便利
Flood Mapsは 左上の「海抜」を設定すると、どこまでが水面下になるのかを調べられるサイトです。13mで設定すると大分県北部は↓のように13m未満の場所は青く塗りつぶされます。
自分の住んでいる地域で、どこが比較的高台なのか参考にすることができますね。
もし僕が 外出中なんかに思いがけず「津波警報」に遭ったら ここを目指す
あくまでも個人的に「とりあえず」避難場所を決めただけなので、参考までにしてください。
中津市・宇佐市地域だったら…
・ひとまずJR日豊本線よりも南側に避難
・次にできるだけ目につく高い場所をめざす
具体的には…
【中津】
・大貞公園
・薦神社
・ゆめタウン中津店(中津市島田134-1) ←緊急の場合
・北部小学校(中津市山下730) ←緊急の場合
・グランプラザ中津ホテル(中津市 東本町1-2) ←緊急の場合
【宇佐】
・西部中学校(宇佐市大字四日市4491)←高台になってるし海からも離れてる
・響山地区公園 ←高台になってるし海からも離れてる
・大分県立歴史博物館 ←川に近いので逃げる時間がなければ
宇佐地域は13m設定だと、こんな感じ↑。西部中学校や響山地区公園まで行くと、安全度が増す印象です。
豊後高田市だったら…
・ひとまず県道213号線よりも陸地側に避難
・次にできるだけ目につく高い場所をめざす
具体的には…
・美和分校グラウンド(豊後高田市美和1057)
・大分北部中核工業団地「丘の公園」(豊後高田市かなえ台42)
・豊後高田市立真玉小学校(豊後高田市中真玉5809)
…など
↑赤丸で囲んだところが「美和分校グラウンド」と「丘の公園」です。避難場所として指定もされてるので、安全な印象ですね。
↓真玉小学校。海抜13m以上。平地だと思ってたけど、けっこう高いところに設立されてるんですね。ここも安全そう。
あくまでも目安。でもある程度、逃げ場所を決めておくと、気持ち的に安心しますね。