大分県北部には【杵築の守江湾】、【宇佐の和間海岸】、
【豊後高田の真玉海岸】とともに、この【中津干潟】が
広大な干潟として有名ですね。
…とえらそうに書いてますが、ぼくがこの干潟を知ったのは
ごく最近。この「おおいた遺産」をみてからです。
このなかでは「生物のゆりかご」と表現されてます。
というのは中津干潟には約500種の生き物がいて
その4割が絶滅危惧種といわれています。
(NPO 水辺に遊ぶ会;中津市)
ナメクジウオ(頭索動物 - Wikipedia)
…など絶滅に瀕している多くの生き物がこの干潟で
生きぬいています。
干潮のときには2kmから3kmの干潟が顔をだし
これが10㎞の海岸線に沿ってひろがるんだから
かなりの大きさ。
東京ドームだと約288個ぶん…1350ヘクタールにも
なるんだそうですよ。
場所によっては砂泥、そして小石の平地、
はたまた塩性の湿原など性質がばらばらの
場所があるので、それに応じて環境もちがう。
だから多様な生き物が生きられるというわけだそうです。
きめの細かい身が特徴的な牡蠣「ひがた美人」も、ここ中津干潟で養殖されたものですね(大分中津干潟産 「ひがた美人」 【海鮮直送 旨い!牡蠣屋】)。
引き潮になると、部分部分でみずたまりができ
このみずたまりに夕日が照らされると、
「こういうのが極楽浄土なのかな」なんて思ってしまいます。