日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

神社の裏っかわにひっそりと 豊後高田市森 貴船神社の庚申塔

今日の庚申塔(こうしんとう)は

豊後高田市の森という地区、中央にある

貴船神社に祀られる。

 

場所:大分県豊後高田市森 貴船神社

現在地から「貴船神社の庚申塔」:Google マップ

もう夜の7時ちかくなるけど、

ちかごろはまだ写真をじゅうぶん撮れるほど

明るい。

 

【森】地区に入るとすぐに

その貴船神社はみえてくる。

神社よこの駐車場に車をとめて

境内へ。

境内の右そでへ向かうと…

↓こんな木製の戸があるので

ここをくぐる。

夕日をうけて、ほんわりと暖かい空間が

広がっていた。

数基の祠がまつられるさらにまた奥に、

めざす庚申塔を見つけました。

ヤブの中にうずもれるように祀られてました。

この庚申塔については

国東半島のコウシンさま (1981年)」を

抜粋します。

総高 106㎝

笠 なし

銘 宝暦七年(1757年)十二月吉日

 

日月・瑞雲(ずいうん)は線彫り。

青面金剛は、後ろに火焔を背負い、

一面六臂。

腕の表現方法が漫画的でおもしろい。

 

二童子は、両脇に合掌して控えている。

 

三猿は、いずれも正面を向いて坐し、

口・耳・目を押さえて並んでいる。

 

二鳥は、三猿をはさむようにして両端に

配され中央を向いているが、磨滅している

のが残念である。

 

(中略)自然石を板状に加工した庚申塔である。

神社の裏側からは、塀ごしに夕日をうけて

黄金色にかがやく麦畑がひろがる。

 

神社の片すみとか、集落の端っこに

ひっそりと祀られる庚申塔ですが、

いくつかを探訪していると

だんだん見つけることに慣れてきました。

次はどこの庚申塔さがしにいこう?