日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

豊後高田市 玉津の庚申塔 つくられた当時は海辺に祀られてたのかも

日がながくなってきたので

仕事が終わってから、日没までの時間で

ちょくちょくと庚申塔さがしにいく。

 

今回は豊後高田市の玉津にある山神社へ

場所:大分県豊後高田市玉津1620

現在地から【玉津の山神社】:Google マップ

町のはずれにある神社です。

↑上写真の道路が海抜5mほどで、

神社は10mほどの高さに造られてて

ぐっと高台になってますね。

神社 めのまえの国道213号線から北西側は

おそらく干潟を埋め立てた田畑で、

この神社はもともと海岸に建てられたものなんじゃないかな。

そんな神社の参道をあがります。

↓すると参道右側 大樹のそばに庚申塔が祀られてました。

一面四臂で、青面金剛像のあしもとに

邪鬼のようなものがうずくまってます。

邪鬼が刻まれてる庚申塔は国東では珍しいですね。

 

鶏はきざまれてなくて、二童子と二猿がいます。

この猿も珍しくて、クワ?のようなものを肩にかついでます。

右側面には寛政二年(1790年)の銘。

 

このあたりの干拓事業が1829年に終了しているので

この庚申塔がつくられた当時は、神社の目の前に

海が広がってたのでしょう。

庚申塔が造られた当時は、村から外れた海辺の神社に祀られてたのかも。