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写真と登山好きのku-(くー)といいます。日々の生活に楽しみをみつけて、紡いでいこうとするブログです。

庚申塔をさがしてたらたまたま見つけた横穴墓 杵築市の史跡 又井横穴墓

庚申塔をさがしてたら、たまたま見つけた古墳。

大分県杵築市山香町にある又井横穴墓(またいよこあなぼ)。 

場所:大分県杵築市山香町大字倉成

現在地から【又井横穴墓】:Google マップ

 

国道10号線から”又井”地区方向に入っていくと

見つけることができます。

↓地形図でみると、又井横穴墓のすぐ南に

温泉マーク。これは”山香温泉 風の郷”。

ここからだったら500m歩く程度なので

徒歩でも行ける。

↑ちょうど等高線のところに横穴墓がある。

これからわかるように、横穴墓はこの段差を

利用してつくられたもの。

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たいがい史跡という史跡を周ったと

思ってたけど、まだまだ知らないものが

あります。

 

↓古墳付近はこんな感じで

ふたまたに道がわかれてる。

左側の樹がうっそうとしてる場所へ。

火山からでた灰とか岩なんかが

たまって固まった「凝灰岩」で造られた古墳。

 

たくさんの地蔵菩薩

横穴の前や、横穴の中に祀られてる。

古墳っていっても、イメージするような

あの”かぎ穴型”の古墳じゃなくて

岩壁に横へ穴を掘ってつくられた

洞窟のようなお墓です。

 

横穴は、全部で4基。

↓こんな感じで地平面から

ばらばらの高さに造られてる。

 

又井横穴墓には、

それぞれ石の扉がついてたそう。

 

一基だけ、そんな石扉が残ってました。

こんな感じ↓

 

石扉は、加工しやすい火山ゆらいの石で

鉄平石(てっぺいせき)っていう素材。

 

又井横穴墓からは、朱に包まれた人骨が

明治時代に発見されたそう。

 

こんな横穴墓で全国的に有名なのが

埼玉県にある「吉見の百穴(よしみのひゃっけつ)」。

 なんと230基の横穴墓があるらしい。

 

規模はちいさいけど、宇佐・高田付近だったら

宇佐市四日市の「四日市横穴群」

豊後高田市の「穴瀬横穴群」が気軽にいける古墳です。

 

横穴墓はいずれも古墳時代

西暦300-600年ごろにつくられてもの。

 

 

又井横穴墓と同じ場所にあるけど

別の史跡ととらえたほうがいい

”磨崖仏(まがいぶつ)”があります。

 

それが又井磨崖仏(またいまがいぶつ)。 

 横穴墓群のなかに溶け込むように

彫られてます。

 

岩壁に枠彫りがされてて

その枠彫りのなかに

又井磨崖仏が線刻されてる。

 

彫られてる仏さまは

”見返り地蔵菩薩像”

 

ほかにもふたつの磨崖仏が

彫られてる。

 ↑上写真の向かって左側にある

人が座ってる像。

神さま仏さまじゃなくて、普通の人を

かたどったものらしい。

 

総高は41㎝。

 

そして↓こちらは

直径22.3㎝の円を線刻したもの。

 風化しててみえにくくなってるけど、

この円の下に請花(うけばな)が線刻されてる。

 

請花の上にバク(釈迦如来)という梵字

浅く薬研彫り(やげんぼり)してある。

断面がV字になる彫り方を”薬研彫り”というそう。

 

この三つの磨崖仏が

横穴墓とは違う史跡と

とらえたほうがいいと

思ったのは造られた時代が違うから。

 

横穴墓は古墳時代

西暦300-600年につくられ、

磨崖仏は1500年頃につくられた。

 

その説明書きが

横穴墓入口付近の

岸壁に刻印されてる。

 

↓ほとんど文字が判別できないほど

風化してる。

↓でも説明板には、

こんな感じで彫られてたっていうのが

記されてる。

 ↑”天正六”が1578年のこと。

 

それにしても、地方の観光地にもならないような

小さな史跡は、図書館にある郷土史料を参考にすると

みつけやすいんですね。

 

史料によっては、ほんとにわかりやすく

丁寧に丁寧に図解してるものもあって

ありがたい。

 

今回参考にした史料はこちら

山香町文化財」(山香町教育委員会

 

ネットで山香町文化財一覧も公開してます

山香地域 指定文化財一覧 - 杵築市公式ウェブサイト

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