なんとなく今川焼(回転まんじゅう)をまるくしたような、このまんじゅう。”月隈(つきくま)まんじゅう”という。おいしいという評判を聞いて大分県日田市の「月隈万十本店」にいってみた。
場所:大分県日田市三本松1丁目4-39
現在地から「月隈万十」:Google マップ
営業時間:10:00~19:00
休業日:日曜日
月隈まんじゅうはカリっともっちり
↑上の写真は他のお客さんが帰ったあとに撮ったものだけど、ぼくが店に行ったときはお客さんが2組並んでいた。
月隈まんじゅうのメニューは、黒あん・白あん・カスタードが90円、「卵・ハム・キャベツ」の入った”玉ちゃんまんじゅう”が100円。この”玉ちゃんまんじゅう”の文字に気づかなかったために、黒あん・白あん・カスタードだけ買ってしまった。
↓中身はあんこなので、見た目は今川焼っぽい。だけど少し食感がちがう。今川焼は生地がふわっとしている一方、月隈まんじゅうは生地がもっちりしてる。生地のいちばん外側が一瞬カリッとして食感がいい。
月隈万十本店の”月隈”という名前の由来を調べていたら、”月隈”のほかにも日隈(ひのくま)、星隈(ほしくま)という名があることがわかった。
どうして日田市に流れる川は 日田川じゃなくて三隈川(みくまがわ)?
月隈万十本店の”月隈(つきくま)”という名前は、古くから使われている名前からつけられたそうだ。日田市には日隈(ひのくま)、月隈(つきくま)、星隈(ほしくま)という3つの丘がある。総称して三隈三山と呼ばれる。それぞれ標高が100mから110mほどの小さな丘だ。
昔、日田盆地は湖で、大ワシがこの湖で羽をひたし飛び立っていくと、湖の水が抜け干潟となった。そして月隈、日隈、星隈の三つの丘が現れたという伝承がある。
隈(くま)の語源は、”曲がって入り込んだところ”という意味もあるそうだ。日田市内をグネグネと蛇行しながら流れる川の形状も、三隈川の語源に一役かっているのかもしれない。
この”隈(くま)”という名がつく3つ丘の間を流れている川だから、日田市の川は日田川と呼ぶのではなく、三隈川(みくまがわ)と呼ばれるようになったそうだ。
まとめ
地名を由来を調べてみると、その土地の少し深い部分まで知れたりするのでおもしろい。まだ、日隈と星隈の神社には行ったことがない。せっかく日田成立の伝承を知れたので、それに関係する日隈・星隈神社にも行ってみたい。