図書館で遠賀郡の資料を調べているときに、見つけた遺構です。JR鹿児島本線の古い線路跡にのこる海老津赤レンガアーチ。
図書館の資料についている地図を頼りにいってみました。県道287号線を、岡垣町海老津という町から南下していると、突如、道路の右側に現れます。
現在地から赤レンガアーチ:Google マップ
1889年、つまり今から127年前に、岡垣から赤間へと抜ける鉄道の一部として建設されました。こんなに古い、鉄道に関する遺構は九州内ではないそうです。
蒸気機関車の時代、すぐそばにある城山(じょうやま)峠を機関車は越えていっていました。場機関車にとって、峠を越えるのはかなりの負担で、その後、線路の所有が”九州鉄道”から”JR”に変わってからは、城山にトンネルが開通し、ルートが現在のものに変更されたそうです。
この赤レンガアーチ橋の中を抜けて、北側へ歩を進めると、現役で活躍している赤レンガアーチも見られます。
↓こちらの赤レンガアーチの上は鹿児島本線が通っています。