日々の”楽しい”をみつけるブログ

史跡探訪と写真好きのku-(くー)といいます。日々の生活に楽しみをみつけて、紡いでいこうとするブログです。

直方市で出会った伝統のお菓子

成金饅頭は投機に失敗したある青年が生み出したとされている。明治時代のこと、日露戦争で物資の値が高騰することを見込んだ青年はうずら豆を大量に買い込んだ。

 

しかしその直後に日露戦争は終結。相場は暴落し、青年は貨車数台分のうずら豆を抱えることとなった。

 

途方に暮れた青年が大量の豆を処分ためにうずら豆から白餡を作り饅頭を製造したところ、好評な売れ行きを博したのが成金饅頭の始まりであるとされている。当時の筑豊では重労働で疲労した炭鉱労働者たちに甘い菓子類が大変好まれていた。(Wikipedia 成金饅頭)

 

 

福岡県直方市内を歩いていたとき、車に乗った ご高齢の男性に「成金饅頭(なりきんまんじゅう)の売っている店は知らないかね?」と道をたずねられた。直方市に来たのは、そのときがはじめてだったので、残念ながら知らない旨を伝えた。

 

その男性は、また別に人に「成金饅頭の売っている店は知らないかね?」と聞いてまわっていた。その姿をみて、「そこまでして探し求める成金饅頭って、どんなものなんだろう」と興味をもった。

 

後日、地元のひとに成金饅頭のことを教えてもらい、売っている店に行ってみた。↓こちらが、成金饅頭の売っている店があるふるまち通り商店街だ。

そしてこちら↓が成金饅頭の売っている和菓子屋さん…大石本家

場所:福岡県直方市古町17−8

現在地から大石本家Google マップ

今回、購入したのは成金饅頭(小)2個入り。税込みで¥324。地元のひとの話によると、ふつうのどら焼きということを聞いていた。見た目はその通りだと思った。

だけど、どら焼きとちょっと違うのが、皮の厚さと、中にはいっている餡(あん)の食感だ。皮は薄皮でモチモチ。どら焼きのふっくらというイメージとは違う。

 

餡のほうは白あんで造られてて、大きなうずら豆がゴロゴロと入っている。

現在では直径9cmほどの小ぶりなものも売られているが、20cmから30cm程ある大きなサイズのものも存在する。大きいサイズの方が元々の形で、特に「丸くおさめる」という縁起物とされている。(Wikipedia 成金饅頭)

 店頭には大きな、直径30㎝ほどの成金饅頭も売られていたが、ちょっと高めだったので、いちばん小さなものを今回は選んだ。縁起物といことで結婚式の引き出物なんかでも使われるそうだ。

 

直方市は地方の小さな町という印象。商店街はシャッターが閉まっているところが多く、人通りもまばら。寂しい感じはあるけど、こういう町を歩いていると、思いがけず史跡に出会えるかもしれないし、昔ながらの古い建物が残っていたりするので、けっこう楽しい。