こんなところに、文化財があるの?という場所に「十二神将」と呼ばれる玖珠町指定の文化財があります。
現在地から玖珠町の十二神将:Google マップ
大分県道43号線を北側へ向かって走っていると、天祖神社という小さな神社につきあたります。その天祖神社の手前左側に↓下の写真のような民家があります。民家の敷地内に、十二神将がまつられています。
実は、十二神将が祀られているお堂の前に、庚申塔らしき石が配置されていたので、庚申塔も確認してみたかったのです。でも残念ながら、その庚申塔らしき石はふつうの石のようでした。なにも石表面に刻まれていませんでした。
気をとりなおして、十二神将のほうへ行くと、立派な観音様と十二神将像がありました。
隣に三体のお地蔵様も。
中央の一番大きな観音様が薬師如来像。薬師如来像のすぐ前に二体の小さな菩薩像がありますが、これが日光菩薩と月光菩薩。
そして、これら三体の観音像を守るようにして、前に立ちはだかるのが十二神将なんだそうですよ。
案内の看板によると、これらの像は檜(ひのき)で彫られているとのこと。一本の木をゴリゴリと彫って造りあげられているので、像の中は空洞ではないそうです。造りの形式で室町時代に造られたものと推定されています。
十二神将のことは人から聞いて知りました。十二神将つながりで、玖珠町の文化財を調べていくと、玖珠町観光協会の玖珠町の文化財というサイトに目がとまりました。
こういうふうに一覧にしてくれているのは、ありがたいですね。次回、玖珠に足を運んだ時、この一覧を参考にしながら、ほかの史跡や文化財も探してみたいです。