以前、この「年毛(としも)神社」に庚申塔を探しにきたけど、人がたくさんいたので、結局、神社境内には入らず、引き返した思い出があります。今回は、神社に人はおらず、ゆっくり神社境内を散策することができました。
場所:福岡県福津市勝浦943
年毛神社の庚申塔:Google Maps
庚申塔は、拝殿にむかって右側の、境内奥にまつられてました。いくつかの庚申塔が、一か所に集められてて、おそらく、この地区にちらばっていた庚申塔が、神社に集められたものだと思います。
庚申塔とはっきりわかるものは、「庚申尊天」と「庚申」というふうに、石表面に刻まれたもの。
そのほかの石塔は、なにも刻まれていないもの、地蔵菩薩らしき姿が刻まれているもの、梵字が刻まれているものがありました。
↑この梵字は、勢至菩薩(せいしぼさつ)の梵字かな?勢至菩薩のことを調べてみると、日本では、十二支(じゅうにし)の「うしの年」を守る菩薩なんだそうです。
四国八十八箇所霊場十三仏では、第53番札所の須賀山圓明寺で朱印がもらえるそう。ここ、福津市でも霊場巡りにちなんだ札所が、各所におかれているようなので、年毛神社は53番札所なのかもしれない。
神社境内の奥へ進むと、すぐに玄界灘が見えてきます。
林を抜け、鳥居をくぐると、青い海が広がっていました。なんとも、のどかな雰囲気の神社でした。