日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

福岡県朝倉市 周遊さいごに立ち寄った巨木 隠家森(かくれがのもり)

全国8位の巨木なんだそうです。国指定の天然記念物、「隠家森(かくれがのもり)」。

 

場所:福岡県朝倉市山田289

地図:Google Maps

樹齢は1500年以上。福岡県朝倉市を周って、これが最後にたちよった巨木です。前回、ご紹介した、須賀神社のクスノキと比べて、だいぶ枝や幹が傷んでいるようにみえます。昭和初期には、↓こんな感じの、綺麗なキノコ型の枝葉が伸びていたんですね。

横から見ると、黒い色違いの部分が、幹にあります。ここに空洞があって修復されたんでしょうか。

そばの案内看板には、こんなことが書かれていました。

昭和28年の大水害以降 周囲に家屋が建ち、平成3年の台風では大枝が折れ、樹勢が次第に衰えていきました。

 

この為、平成18年から開口部をふさいでいたモルタルの撤去や 腐朽部の除去等の治療を行い、現在樹勢は回復傾向にあります。

 幹に開口部があって、ここに以前はモルタルが張られてたんですね。それが一度除去され、再度、雨を防ぐものなどの人工物で、張りなおされたようですね。

隣にある家の屋根を、はるかにしのぐ高さの樹高です。

 

胸高幹周(18.0m)

樹高(21.0m)

根廻り(35.4m)

西暦661年。当時、朝倉の関がこの場所にあったそうです。ここを通るひとは、自分の名前を名乗って、名乗れないひとは、夜になるまでこの森に隠れていたといわれます。これが「隠家森」の名前の由来です。(案内看板より)

 

こういう場所はいついっても人は少ないですね。ぼくの趣味が偏っているんでしょうが、メジャーな観光地では、人がいっぱいのこの時期には、偏った趣味が幸いしてます。