日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

神社の境内に祀られる小さな神社ってなに?

神社に行くと本殿とは別に、境内に小さな鳥居があってその奥に小さな社が祀られていることがあります。あの小さな社は何なんだろうと疑問に思っていました。
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「神社のいろは 神社検定公式テキスト」 (扶桑社BOOKS)を読んでいて、そのことについて書かれている箇所がありました。

 

あの小さな社には2種類あるそうで、摂社と末社です。摂社と末社には別の神様が祀られるようです。

 

摂社に主に祀られる神様を箇条書きでまとめてみると、このような感じになるのでしょうか。

 

  • 本殿に祀られる神様の家族
  • 本殿の神様の荒魂
  • 地元の神様
  • その地に以前祀られていた神様

 

一方、末社は上に挙げた神様以外の神様を祀る社ということです。

 

荒魂とは?調べてみると、神様の温和な部分を表すのが和魂(にきたま)、荒々しい部分を表すのが荒魂(あらみたま)と呼ぶそうで、なんだか大日如来不動明王と似ているなと思いました。

 

本殿の神様に対して摂社・末社に祀られる神様がどのような神様なのか、神社に行ったとき注意して見てみよう。

 

 

摂社は、本社のご祭神の姫神(后や妃、娘)や御子神(子供)、その他、本社にゆかりのある神、本社のご祭神の荒魂(積極的、活動的な神霊)、さらに、その土地に古くから鎮座していた地主神を祀るものです。また、ご祭神が現在の地に祀られる前にご鎮座していた旧跡にある神社のこともいいました。そして、それ以外の神を祀るものを末社といい、摂社は末社より上位に置かれていました。