福岡県の福智山から直方(のおがた)の街へ向かって車で走っていると、たまたま見つけた庚申塔です。
道路わきの小高くなった林のなかに石塔が見えたので行ってみると「猿田彦大神」と刻まれていました。
場所:福岡県直方市大字頓野
座標値:33.744034,130.753563
今回みつけた庚申塔でいつもと違ったのが、庚申塔の制作者名が刻まれていたことです。正面に向かい左側面にその名前が刻まれていました。
「願主 渡辺与右江門」
直接見たときには影になりはっきり何が書かれているのかわかりませんでしたが、写真に撮り画像処理するとはっきり刻まれている文字が浮かび上がりました。
また、正面に向かって右側面には建立年月日が確認できました。
これはだいぶ読み取りにくいですが、「□治元□六月一日」とかろうじて読み取れます。前後の文字から予想して「明治元年六月一日」と刻まれると考えられます。
道路沿いにはあるものの、うっかりすると見過ごしてしまいそうな庚申塔でした。