日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、庚申塔を中心に史跡を巡っています。主な行動範囲は九州北部。Nikon D750を使って史跡の魅力を写真でおさめられたら…と試行錯誤しています。

岡湊神社内の志賀海神社を探してみた 福岡県遠賀郡

遠賀川―流域の文化誌 (海鳥ブックス (6))を読んでいると、P168に以下のような記述があります。

 

芦屋の岡湊神社の境内に志賀海神社があって、1933年、芦屋艜業組合中による社殿再建の寄付者名と説明版が掲額してある。

 

同書のP170には「遠賀川水運関係の文字などが残っている神社・奉納物」(表8)がまとめられており、志賀海神社の社殿が昭和8年3月に再建されたことが示されています。

 

昭和四年三月火災消失したのを芦屋艜業組合中で再建した由来を掲額(岡湊神社境内)

 

 

岡湊神社に志賀海神社を探しに行ってみました。

しかし、境内には「志賀海神社」と書かれた社や祠などは見当たらなく…

…もしかしたら↑こちらの社殿が志賀海神社ではないかという推測のみ立てられました。こちらの建物は岡湊神社社殿の右側の広場にある比較的小さな神社です。

 

場所:福岡県遠賀郡芦屋町船頭町

座標値:33.8912697,130.6699829

 

写真にも写っていますが、この神社の正面に向き左側に石塔が建っており、その石塔には、明治29年1月にこの建物が建てられたことが示されています。

ちなみに岡湊神社の由緒書には遠賀川―流域の文化誌 (海鳥ブックス (6))で紹介されていたのと同様の説明書きが掲載されていました。↓昭和四年の部分です。

ただこちらの説明書きには「志賀海神社」の文字はなく、岡湊神社について説明されているようです。よって昭和四年に火災により岡湊神社が消失し、それが昭和九年に地元民により再建されたと解釈するのが自然と考えられます。

 

仮に↓こちらの神社が志賀海神社であれば、石塔の文字と「遠賀川」の書籍の記述とを合わせて考えてみると…明治29年(1896年)に建立され、昭和4年(1929年)に消失。昭和9年(1934年)に再建された…と解釈したらいいのでしょうか。

岡湊神社境内には、他にも多くの神社が祀られていますが、志賀海神社の文字はみあたりませんでした。