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福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

田園のなかにあるレンガ造りの美しい橋 福岡県田川郡 内田

今回も福岡県田川郡にある遺産についての話題です。今回は、田川郡赤村の(大字)内田という場所にある三連アーチ橋です。以下、内田三連橋梁(うちださんれんきょうりょう)と書いていきます。

 

以前に「筑豊田川の三代の橋① 福岡県田川郡 中津原」として中津原という場所にある三連アーチ橋をご紹介しました。中津原の橋は、平成筑豊田川線の一部として、現在でも機能しています。内田三連橋梁も、同じ平成筑豊田川線の一部として機能しています。

 

ざっとした図を描いてみました↓ 平成筑豊田川線は作られた当初(明治時代)は豊州鉄道と呼ばれていました。

↑図でいうと伊田という駅から行橋を経由して小倉まで伸びる線路を指します。田川郡ではじめてできた鉄道だったそうで、1895年(明治28年)に開通しました。

 

↓内田三連橋梁がある場所は、図でいうと伊田駅と行橋駅の間…伊田駅寄りの場所にあります。

場所:福岡県田川郡赤村大字内田

座標値:33.6279493,130.8669074

 

平成筑豊田川線は山間部を縫うように走り、線路の周囲は田園が広がります。のどかな景色が印象的です。

そのような場所に内田三連橋梁はあります↓ 少し遠いところから眺めた内田三連橋梁です。

橋の向こう側に見える山は飯岳山と思われます↑

 

↓こちらが三連橋梁を近くで見た写真です。レンガでできた幾何学模様がとても美しいです。内田三連橋梁も、田川郡中津原にある三連橋梁と同様に、片方が美しいレンガ造り(西側)、もう片方が切石造り(東側)となっています。

↓切石造りの側を見てみます。同じ橋梁ですが西と東で様相がずいぶんとちがいます。

こうなった理由は、「筑豊田川の三代の橋① 福岡県田川郡 中津原」の記事でご紹介しました。

 

どうも、鉄道の幅をさらに広げる計画で、レンガが突出している側に、さらにレンガを組み合わせ橋を広げられるように設計されていたそうです。しかし、鉄道を広げる計画が中止されたために、この美しい模様が今でも残っているのだそうです。

 

内田三連橋梁を目指して平成筑豊田川線沿いを、車で走っていると、ところどころに、レンガ造りの美しい橋梁が残っていました。


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これらの二つの橋梁は東側から見たものなので、もしかしたら、西側へ回ると凸凹とした未完成の構造が見れるのかもしれません。

 

しかし、この二つの橋梁は東側も…おそらく西側もレンガ造りですが、内田三連橋梁は東側が切石造りです↓ なぜなのでしょう?その理由が案内板に紹介されていました。

この三連橋梁のうち、ひとつに河川が交差しています。その河川の上流側を切石造りにすることで、水圧に耐えられる構造にしたのだそうです。

レンガは比較的もろい材質のようです。いままで見てきた橋梁でも、すべてをレンガのみで造っているものはありませんでした。だいたい土台部分が、↓このように切石造りとなっていました。土台部分までレンガであると重さに耐えきれず、足元から崩れる可能性があるのかもしれません。

↓こちらは再び下流側のレンガ造りの箇所です。訪れた日は、天気が曇りでしたが、内田三連橋梁を訪れた時間は少しだけ日が照っていました。正午をすこし過ぎた時間帯でしたので、西側に日が傾きはじめていました。そのため、レンガ造りの部分にちょうど光があたり、美しいコントラストを見せてくれました。